(更新 2022/02/26)
どーも!ライターのトモです。
外国為替ドル円相場でトレンドが弱まるシグナルのダイバージェンスを確認したので記事にしますね。
ドル円相場は111.71円を最高値に伸び悩み、上昇しきれず下落のフェイズに入りましたね。
新型コロナの影響でNYダウ平均株価や日経平均株価の1日の価格変動の値幅が大きいので外国為替市場の通貨価格も連動して価格変動が大きくなっています。
トレーダーには稼ぎ時でもありますが大きな損失を出しやすいフェイズでもあり大きな損失を出さない警戒が必要です。
さてさて、それでは現在相場を見直していきましょう。
現在相場で小さなダイバージェンスを確認
今回の下落はチャートで見ると下落の勢いは急激ではありません(垂直下落のように急落ではない)が、価格が下がりながらも買われる【押し目買い】が弱いです。
よく言われるのはローソク足の終値が『N字』を描くようになるのが明確なトレンドと言われていますが、今回の下げ波動の『N字』は小さく(買いが弱い)安定した角度で落ちていますね。
価格は下げているのですが、ある所の反発でMACDで指標が上がっているのが確認出来ます。
1度小さく【押し目買い】で価格が小さく反発した辺りでMACDの指標の下落が止まりゴールデンクロスして少し指標を上げています。
この『価格は下げてMACDは上がる』状態の逆行現象がダイバージェンス現象ですね。
ダイバージェンスとはトレンドが弱まっているシグナルになります。
この下落相場でダイバージェンスが出るということは『下落トレンドの勢いが弱まっている』というメッセージ。
つまり『下落が弱まり1度反発して上昇する可能性がある』ということになります。
上のチャート上ではエリオット波動4波として描いていますが、これは前回の記事で描いたエリオット波動理論になります。
参考【ドル円】トレンド転換のサイン?『エンディング・ダイアゴナル』が発生か? - ローソク足研究所
反発して副次波B波が始まり上昇か?
エリオット波動第4波の理想は『N字』を描くようなA波B波C波の3回の波が描ける事が理想ですが、直線的に現在の107円後半に来ている事がわかります。
安定して直線的に価格が下降してきた事とダイバージェンス現象から考えると【第4波の副次波A波】が終わり【副次波B波】の初動のフェイズと考えられます。
今後の戦術は?
前回記事では【売り】をお勧めしていましたが、ダイバージェンスが確認出来た以上は反発の警戒が必要ですね。
次の戦術としてはB波の上昇で売った分の【買い戻し】のフェイズになります。
MACDのデッドクロスに警戒しながら【買い】注文をすると良さそうですね。
新型コロナの影響で週明けに窓を空けて価格が一気に変動する事が最近では頻繁に発生していますが、週明けの初動に恐れずチャートから読み取れるテクニカル分析を信じてトレードあるのみですね。
(※トレードは自己責任なので資金管理はしっかり行いましょう)