どーも!ライターのトモです。
外国為替ドル円相場にトレンドの転換『エンディング・ダイアゴナル・トライアングル』を確認しました。
『エンディング・ダイアゴナル ・トライアングル(E・D・T)』はエリオット波動第5波の中身である副次波に現れる特殊波動です。
『エンディング・ダイアゴナル ・トライアングル』と呼び名が長いので以下『E・D・T』と略させてもらいます。
エンディング・ダイアゴナル ・トライアングルをチャート上で確認してみよう
ドル円現在相場でエリオット波動第3波の副次波5波で『E・D・T』を確認しました。
赤線の副次波のエリオット波動は3波と5波の高値が近く、5波があまり上手く上昇出来なかった『トランケーション』や『フェイラー』といったエリオット波動の出来損ないに近い波動になっています。
エンディング・ダイアゴナル・トライアングルとは?
ここで『E・D・T』について詳しく解説していきます。
エリオット波動理論では上昇5波・下降3波のリズムがあります。
そしてエリオット波動の5波の中には副次波と呼ばれる小さなエリオット波動が存在します。
このクラシカルな5波動はインパルス波動と呼ばれ『第3波が1番長くなる』や『第4波は第1波より下がる事はない』といったセオリーとして基本的なルールがあります。
特殊波動であるダイアゴナル・トライアングルは副次波に出現し『第4波は第1波よりも下がる』というエリオット波動のルールを破る特殊な波動となっています。
『E・D・T』は5波の中身に現れリズムが『3・3・3・3・3』と上昇3波・下降3波のリズムを作っているのが特徴です。
ちなみに第1波に現れる『リーディング・ダイアゴナル ・トライアングル』というダイアゴナルもあります。これは『5・3・5・3・5』の上昇5波・下降3波のリズムを作っています。この『リーディング・ダイアゴナル ・トライアングル』も『第4波が第1波を割る』という特殊波動になっています。
E・D・Tはトレンドの終わり
エンディング・ダイアゴナル ・トライアングルはトレンドの終焉(しゅうえん)と言われ、トレンドが終わる・転換するシグナルでもあります。
売りと買いの攻防戦が激しくなっており『高値圏』や『安値圏』で価格が行き詰る時によく現れます。
今後の戦術は?
まず第1波である105.915円を割る事はないと想定します。
直近の高値・安値からフィボナッチ数を測ると107.85円まで下落がありそうですね。
いきなり107.85円まで落ちる事はないと思われるので、1度は反発で買いの上昇が109.329円か108.764円辺りでありそうなので基本的には『売り』で入り、反発買いに気をつけながら107.85円までは売りを浴びせて良さそうですね。
参考エリオット波動を理解すると初心者でも相場に強くなる! - ローソク足研究所