(更新 2022/02/26)
どーも!
今日はライントレード手法について話していきます。
ライントレード手法とはFXや株、仮想通貨などのトレード手法の一種でチャート上に意識される価格にラインを引いて売買のタイミングやシナリオを考えていく手法です。
このライントレード手法はコツさえつかめば誰でも線を引く事が出来るようになり、売買タイミングを決めるのがシンプルでトレードし易くなります。
このライントレードはラインの引き方が重要になってきますが、ライントレードには『ブレイク』か『反発』の2つしかないのでシンプルなトレードが可能になります。
このラインの引き方がオリジナルの破茶滅茶だったり大衆が意識していない所にラインを引くとあまり効果がなくなります。
大衆が意識することにより効果的になります。
ライントレードが大衆の意識によって効果的な理由は『大衆が同じように意識している』という所にあります。
なぜ大衆が同じように意識している事が大切なのか? というと色々な相場心理が意識されるからです。
一つ例をあげると【バンドワゴン効果】がわかりやすいと思います。
【バンドワゴン効果】は『人が持っているから自分も欲しい、流行に乗り遅れたくない』という心理が働き需要が需要を生む効果です。『行列の出来るラーメン店』は人気ですよね。人気のある所には更に人が集まりますね。
特に相場である一定の価格を超えて価格が上がり始めると【バンドワゴン効果】によって『流行に乗り遅れたくない』という心理から買いが増加して価格が急騰していきます。
他にも色んな心理効果もあるのですが、このトリガーとなる価格を決めているのがチャート上に描くラインになります。
ラインの引き方
価格ラインの引き方は主に『横』か『斜め』になります。
横ライン
横のラインは切りの良い節目の価格(110.00円や112.00円のようなジャスト価格)や過去の最高値や最安値に引いたり、フィボナッチ比率を使って高値と安値の比率にラインを引いていきます。
※ラインを引いた後はラインが意識されて『反発』や『ブレイクして大きな値動き』しているか確認が重要になります。
斜めライン
斜めに引く時は『高値と高値』でレジスタンスライン(抵抗線)と『安値と安値』でサポートライン(支持線)を描きます。
難しい事は考えず、シンプルに『高値と高値』『安値と安値』に線を引いて延長するだけの作業です。
この斜めラインに平行に引いたラインがチャネルラインになります。
ラインの寿命は意外と長い
ラインは意外と長く意識され続けます。1度ブレイクしたラインが再度ブレイクしたり、サポートラインがブレイクされて逆に天井価格のレジスタンスラインとなるロールリバーサルもあります。
トレンドを意識する
ライントレードで重要な事はトレンドの強さで『反発』と『ブレイク』を見極める事です。
- 価格の上昇速度が速いのか遅いのか?
- トレンドの転換期なのか?
- トレンド継続なのか?
- トレンドは短期・中期・長期のどのフェイズにあるのか?
トレンドの状況を見ながら『順張り』と『逆張り』のエントリーとエキジットを考えていく事も大切です。
【現在相場で例】売買のタイミングはライン付近
これは仮想通貨ビットコインの2020年2月23日のチャート図です。上昇すると考えてアップトレンドを意識したトレードです。
基本的には順張りの【買い】の準備をしており、ラインの前後にはブレイクや反発を期待した【買い】注文を入れておきます。
現在価格がラインに近くないので『上に行くか下に行くかわからない』ので、わからない時はノータッチです。成行で注文はしません。
アップトレンドと見ているので逆張りの【売り】はあまりエントリーしませんが、天井ライン付近に来たら【(超)短期で売り】も視野に入れています。
逆張りのトレードの寿命は短めにするのが大損を喰らわないコツでもあります。
まとめ
ライントレード手法は他の多くのトレーダーも同じように意識しており『反発』か『ブレイク』の二択で売買しています。
このトリガー価格をチャート上に描いたラインによって決めるトレーダーは多くいます。
また、ライントレード手法はトレンドを見極めて基本的には順張りで入る事で資産を増やす事が出来ます。
今回は単純な直線のライン引きでしたが、他にも『アーク』という曲線や『ギャン』『スクエア』『ピッチフォーク』『スパイラル』『サイクル』といった少し特殊なラインもあります。
今回の『横』と『斜め』のライントレード手法でも充分に成果が出せます。